大手メーカー 様|新事業開発部 チームリーダー
サマリー
抱えていた課題
エース級の優秀な人材が集まる新規事業部。在宅勤務でも個人の力で業務は回るものの、組織が「個人商店化」しており、チームとしての総合力や一体感が欠けていた。
選んだ理由
知識や経験の差を問わず全員がフラットに参加できること。そして、柔軟に形を変えるアルミ素材が、個々人の凝り固まった思考をほぐし、新しい創造性を引き出すと体験会で実感したため。
導入後の成果
アルミの造形を通して、普段の業務では見えないメンバーの意外な個性や思考の癖(弱みも含む)が可視化。個人の能力だけでは到達できない「感性の掛け合わせ」による創造性の発火を体感し、チームで働く価値がメンバー全員に肚落ちした。
1. 抱えていた課題(Before)
優秀だからこそ陥る「個人商店化」。在宅勤務で薄れる一体感と、チームとしての限界。
私の所属する新規事業開発部では、会社としての全く新しい事業をゼロから立ち上げています。事業立案から営業、管理まで多岐にわたる能力を求められるため、社内でもエース級の優秀な人材が集まっていました。
昨今は在宅勤務が増え、以前に比べて意思疎通が図りづらい環境ではありました。それでも各メンバーの能力が非常に高いため、個々のパフォーマンスでフォローし合えており、日々の業務で大きな問題が生じることはありませんでした。
しかし、「チームとしての総合力や相乗効果を発揮できているか?」という観点では、疑問を抱いていました。それぞれが自分の領域だけで高い成果を出す「個人商店化」が進んでおり、部署としての一体感や、個々の能力を掛け合わせたさらなるブレイクスルーが生まれる気配がなかったのです。この現状をなんとか打破したいと考えていました。
2. 導入のきっかけと、選んだ理由(Trigger)
知識や経験は関係ない。アルミホイルの「柔軟さ」が、エースたちの硬い思考をほぐす。
そんな時に『ワークショップの素』の体験会に参加し、「これなら自部署の壁を壊せるかもしれない」と直感しました。
世の中には手を動かす研修やアクティビティが数多くありますが、その多くは知識の差や得手不得手が出てしまいます。一方で、このワークショップが使う「アルミホイル」という素材は、どこまでも柔軟に形を変えることができます。
アルミを触って形を作っていくプロセスは、「頭で難しく考えるよりも先に、手が動く」という特性があります。これにより、普段の業務で無意識に張っている「優秀な自分」というプロテクターが外れ、普段意識していない自分の側面や、本当に考えていることが自然と形になって現れます。
知識や経験の差を問わず、全員が主体的にフラットな状態で参加できる。そして何より、アルミホイルの持つ柔軟さが参加者の新しい思考や創造性を強力に促進してくれると感じ、導入を決めました。
3. 変化と、成果(After)
「感性の掛け合わせ」が創造性を発火させる。メンバーへの解像度が一気に上がった120分。
当日は「自己紹介(ICE BREAK ZOO)」「チーム状態の可視化(ZOO MAP)」「タワー作り(AL TOWER)」を組み合わせたプログラムを実施しました。
特に「AL TOWER」では、多様な視点が交わることで次々と新しいアイデアが生まれ、そこからさらに議論が加速するという、まさに「チームの創造性が発火した瞬間」を目の当たりにしました。
個人の能力の高さだけでは決してたどり着けない、お互いの異なる感性やアイデアを掛け合わせることで、新しく、面白い発想が生まれる様子をチーム全員で体感できました。「個を掛け合わせることのメリット」が、言葉ではなく、リアルな成功体験として部署全体に伝わったと感じています。
また、作成した動物をマップに並べる「ZOO MAP」では、簡単なマップを介して自分たちのチームの現状(中心人物がいない、お互いに配慮し合っている等)が客観的に可視化され、言葉で語る以上の深い自己分析・組織分析ができました。
実施後の参加メンバーのアンケートより(抜粋)
「参加するまでは『個人でもうまく仕事は回っているし、チームで働くメリットって何?』と思っていましたが、ワークの中でその意味が体感として分かりました。全員で成果を作り上げるプロセスがとにかく楽しかったです」(参加者A)
⇒個人主義になりがちだったエース社員に、「チームワークの真の価値」が理屈抜きで肚落ちしています。
「メンバーに対する解像度が格段に上がりました。普段の仕事で感じていた印象とは全く違う、内面的な個性や価値観を初めて言語化して知ることができました」(参加者B)
⇒普段の業務連絡だけでは見えなかった、メンバーの「強みや本質」が可視化され、相互理解と信頼関係が深まりました。
4. 今後の展望(Future)
アイデア出しの場としても活用。部署を超えたコラボレーションへ。
120分のプログラムを通じて、個人の考え方の相互作用がチームにもたらす可能性を、改めて確信することができました。
『ワークショップの素』には、今回実施したチームビルディングだけでなく、「新しい事業を具体的に検討する」ためのプログラムもあると伺っています。次回はぜひ、新規事業のアイデア出し(アイディエーション)の場としても採用したいと考えています。
私たちの部署内にとどまらず、他の異なる部門も交えてこのワークショップを実施することで、社内からさらに多くの新しい事業の種やシナジーを生み出していけると感じています。


